Greg Paulus & Taylor Bense – Heat Makes Sense EP

Greg Paulusがブルックリン出身のTaylor Benseとタッグを組んだ新作Freerange EPは、3曲のオリジナル・トラックに加え、ボーナスとしてMartinez Brothersのエディットも収録。ひとつのジャンルにとらわれることなく、ジャズ、ファンク、ヒップホップ、アンダーグラウンド・ハウスから影響を受け、目の肥えたダンスフロア向けのユニークなサウンドを生み出している。Taylor Benseは、ブルックリンにある評価の高いHyperballad Studiosのインハウス・コンポーザー兼プロデューサーで、ハイエンドなコマーシャル・ワークからWolf + LambやSoul Clap RecordsのEPまで、幅広いジャンルの音楽を手がけ、レコーディングしている。タイトル曲のHeat Make Senseは、プリンスからのインスピレーションを袖にまとっている。
フックのある口笛のような曲調、クランチーな生ベース・フィル、パンチの効いた生のビート。

次に紹介するSwitchは、ブルックリンのMC、StimulusとMalik Workがヴォーカルを務め、Greg自身のトランペットがディープなパッドと転がるグルーヴにトップ・ラインを加えている。

Marinoは、00年代のジャッキングなシカゴ・ハウスの黄金期を彷彿とさせるが、Gregのトランペットが生演奏のようなジャジーなエネルギーをもたらしている。NYの大御所Big $exyは、彼のトレードマークである深いバリトン・ヴォーカルでヒップ・ハウスのテイストを加えている。

EPの最後を飾るのは、ニューヨークのMartinez Brothersで、Gregの前作『Freerange EP』に収録されているDo You Love Meをアップテンポなミニマル・エディットに仕上げている。