Film School – Field

ARTIST :
TITLE : Field
LABEL :
RELEASE : 8/25/2023
GENRE : ,
LOCATION : Los Angeles, California

TRACKLISTING :
1.Tape Rewind
2.Defending Ruins
3.Don’t You Ever
4.Isolator
5.Baby
6.Is This A Hotel?
7.Up Spacecraft
8.Lessen
9.Influencer
10.Tell Me Why
11.All I’ll Ever Be

ルーミーの詩『大きな荷馬車』の中で、彼は完全な受容の場について書いている。「悪いことをした、正しいことをしたという考えを超えたところに、野原がある。私たちが自分自身に対して下す判断や、他者との比較を解き放つことができる、無限の、限界の空間である。このフィールドを思い浮かべるとき、私たちが影の自己に邪魔されず、存在を明るいものでも暗いものでも、白いものでも黒いものでもないと見なしたときにだけ訪れる静寂の感覚がある。しかし、リードボーカルのGreg Bertensが説明するように、そこに到着するのはまったく別の話だ。”これは何年もかけて戻ってきた詩で、この場所のアイデアが大好きなんだけど、そこにたどり着くまでが人生の旅なんだ”。ベルテンスは、”このフィールドへの憧れととらえどころのなさは、私たちの音楽の中で繰り返されるテーマだと思う “と付け加えた。felteからリリースされた彼らのファースト・アルバム『Field』は、後悔、断絶、フラストレーションというテーマに包まれているが、これらの感情は自己の内面と外面を調和させるための闘いの自然な一部であることを理解するゆとりがある。

ロサンゼルスとサンフランシスコを拠点とするこのグループは、2001年の結成以来、インディー・シューゲイザーの旗手として活躍してきた。20年の歳月と数回のメンバーチェンジを経て、彼らの広範なディスコグラフィーは、Pavement、My Bloody Valentine、Snow Patrolなどのメンバーがゲスト参加した、ダイナミックで質感豊かなサイケデリック・ロックを提示している。この推進力は、メンバーのBertens、Noël Brydebell(ヴォーカル)、Nyles Lannon(ギター)、Jason Ruck(シンセ)、Justin LaBo(ベース)、Adam Wade(ドラムス)が万華鏡のような音の風景を作り出すFieldにも浸透している。特定のテーマや人物に焦点を当てるのではなく、楽器のアレンジに呼応するように書く作詞家であるフィールドは、その瞬間に創造するフィルム・スクールの能力の証であり、私たちが真に存在するときに生まれる魔法を披露している。

この業界で20年以上のキャリアを持つFieldは、をシューゲイザー・シーンにおける明確な支配的勢力として確固たるものにしている。感情的に開放的で想像力豊かな雰囲気に包まれたこのアルバムは、唯一無二でありながら広がりがあり、常に進化し続ける解釈への扉を開いている。フィルム・スクールは、決して特殊性の硬直性に閉じこもることなく、『Field』では、確実性という二元論を超えて、もう一度見直すよう促している。