Doug Wieselman – WA​-​Zoh

ニューヨークのマルチリード奏者Doug Wieselmanが、クラリネット、フルート、バンジョーとピアノWA-Zohのためにアレンジされた鳥の歌の新しいアルバムをShahzad IsmailyのFigureight recordsからリリースすることを発表しました。

Wieselmanは、Lounge Lizards、Lou Reed、Yoko Ono、Bill Frisell、Iron & Wine、Laurie Anderson、Tricky、Martha Wainwright、Antony and the Johnsons、CocoRosieといった超一流のアーティストと共演、過去30年にわたってNYC Downtownシーンに大きな貢献をしています。NYC Jazz Record誌では、「ニューヨークの音楽シーンに欠かせない存在」と評されています。

長年にわたり、ウィーゼルマンは世界中を旅し、ブルックリンの窓の外にいる鳥を何時間もかけて録音してきた。彼の美しい新作『WA-Zoh』は、録音された鳥の歌やフレーズをスローダウンして加工したものをオリジナル曲の素材として使用し、フィールドレコーディングという全くユニークな方法で、自然界の驚くべき美しさと固有の音楽性を反映しています。クラリネット、フルート、バンジョー、ピアノ、パーカッションを含み、すべてヴィーゼルマン自身が演奏するこの新しいアルバムは、クラリネット奏者としての彼のこれまでのソロ活動から一歩前進していますが、その構成、器用さ、技術において劣るものではありません。

ミニマリズム、忍耐、繊細さは、ソフトでヴィルトゥオーゾ的な楽器の羽のように軽やかな織り成すラインから繊細に形成されており、鳥のさえずり、熱帯雨林のかわいらしさ、アメリカのミニマリズムの洗練された知性、そしてアンビエントの飾らない純度の間に位置するアルバムに仕上がっているのです。