Disq – Desperately Imagining Someplace Quiet

ARTIST : Disq
TITLE : Desperately Imagining Someplace Quiet
LABEL : Saddle Creek
RELEASE : 10/7/2022
GENRE : indierock, indiepop
LOCATION : Madison, Wisconsin

TRACKLISTING :
1.Civilization Four
2.Prize Contest Life
3.Cujo Kiddies
4.This Time
5.The Curtain
6.The Hardest Part
7.If Only
8.Charley Chimp
9.Tightrope
10.(With Respect To) Loyal Serfs
11.Meant To Be
12.Hitting a Nail With a BB Gun

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ギタリストのIsaac DeBroux-SloneとベーシストのRaina Bockの生涯の友情の延長として結成されたですが、’Desperately Imagining Someplace Quiet’ ではギターのLogan SeversonとShannon Conorが前述のDebroux-SloneとBockと歌と作曲を分担し、より民主的かつ平等な組織として発展してきました。このようなアプローチは、「全員を満足させ、誰も喜ばせない」という罠に陥りやすく、個性や粗のない委員会公認の音楽になってしまう可能性があるが、嬉しいことにその逆である。

‘Desperately Imagining Someplace Quiet’ を再生すると、1998年に、クールな姉が大学1年生から戻ってきて、生涯のロックマニアが生まれるような、心を変えるミックステープを手渡されたと想像するのは簡単であろう。Odelayのヒップホップとデルタブルースを、中西部のエモ、スコットランドのパワーポップ、そして、この子供っぽい集団にとって「クラシックロック」として機能するオールアメリカのインディーに置き換えたら、ベックが彼の全盛期に作ったかもしれないレコードのようなものである。

Raina BockとドラマーのStu Manleyによるパワフルかつ軽快なリズムセクションは、この冒険的な楽曲を地球にしっかりと固定させ、成層圏に飛翔させるような筋肉質で過敏なプレイで、このアルバムを支えている。プロデューサーのMatt Schuessler(Collectorのレコーディングエンジニアで、昇進を最大限に活用している)は、ヴァースやコーラスに新しい音の輝きを加えることで、アレンジをテクスチャーとムードの万華鏡のように常に変化させながら進行させることはほとんどない。もし、2022年に41分間にこれ以上のアイデアを詰め込んだレコードがあるとしたら、それはきっと ‘Desperately Imagining Someplace Quiet’ が巧みに回避した聴くに耐えない混乱だけであろう。

今の世の中、「静かな場所」を見つけるということは、ますます遠い可能性のように感じられ、そのような場所を想像するという行為は、確かに、ますます絶望的に感じられる。の新作を聴くことは、新たな惨事や残虐行為が時間軸の先頭を争うような、終わりのないポリ危機を処理しようとする行為に似ているように感じられる。この新作で、Disqは自己満足の誘惑に対して勇敢に立ち向かおうとしている。どこか静かな場所で? それは待つしかない…ここが騒がしくなりそうだ。