ColdCell – Age of Unreason

ARTIST :
TITLE : Age of Unreason
LABEL :
RELEASE : 7/26/2024
GENRE : ,
LOCATION : Basel, Switzerland

TRACKLISTING :
1.Hope and Failure
2.Dead To This World
3.Left
4.Solidarity Or Solitude
5.Meaningless
6.Discord
7.Sink Our Souls

は2012年にスイスのバーゼルで結成され、翌年にファースト・アルバム『Generation Abomination』をリリース。スイスのアンダーグラウンド・ブラックメタル・シーンに根ざし、ダークでアトモスフェリックなライヴを展開。また、ドラマーのaWはスイスのアイコン的存在であるSchammaschのメンバーとしても活動していますが、ColdCellはブラックメタルの新旧両方の流派を融合させた独自のアプローチを提唱し、時代を超越しながらも現代的な、非常に個性的な表現をしています。

Lowlife』(2015年)、『Those』(2017年)、『The Greater Evil』(2021年)といったコールドセルの連続するアルバムの中で表現される、ダークで不気味で過激な印象。最新アルバム『Age of Unreason』で、コールドセルはAOPレコーズと提携し、さらに社会の深淵に踏み込み、存在の(不)理由を探求しています。彼らのサウンドは、深淵のような重厚さと幽玄な雰囲気、スリップストリームのような暴力性と不吉なトラッジが同程度に強調されており、相変わらず挑戦的で不穏。多くのエクストリーム・メタル・アルバムが、揺るぎない親しみやすさの潮流の中で消えていくのに対し、『Age of Unreason』は、デンマークの歌姫Ines Brodbeck(別名INEZONA)の妖艶なゲスト・ヴォーカルをフィーチャーした “Meaningless “でほぼ中盤にクレッシェンドを迎え、”Sink Our Souls “と “Discord “のエンディング・コンボでカタルシスを伴う錯乱へとスパイラルし続けます。特にこの3曲では、ColdCellのエモーショナルな核心がまばゆいばかりに発揮され、ほとんど踏み込む勇気のない魂の回廊を暗く探検。47分間で、オーソドックスなブラックメタルのテンプレートを引き裂き、再構築する『Age of Unreason』。