Civerous – Maze Envy

Civerousのファースト・アルバム「Decrepit Flesh Relic」を聴いたとき、強烈な息苦しさと、骨を砕くようなデス賛歌の中で悶絶するような屈伏感が残った。そびえ立つニュー・アルバム「Maze Envy」で、LAで最もクリエイティヴに破壊的なデス／ドゥーム・アンサンブルは、新鮮に進化しながらも、それに劣らず残酷な、没入感のある恐怖と病的な嘆きの炎を放った。

デス／ドゥームはしばしば安全で冒険的でない狭い領域に留まることがあるが、「Maze Envy」はより広範囲に及ぶ野心を提示し、異常なテクニカルさ、プログレッシブなアトモスフィア、ストリングスの華麗さ、混沌とした神秘主義が、シヴェラスが棲む恐怖の黒い海から魂の上昇の紫色の光を放つ。鎖を引きずるようなダージ、黒々としたブラスト、ロード・ファウルの地獄のようなヴォーカルによる悪魔祓いの野蛮な獰猛さが、「Mazy Envy」を忘却への無数の道のりの中で地獄のような壮大さで高揚させる。

巨大な破砕音を持つ「Maze Envy」は、その清算が底知れぬほど近く感じられる時代の終わりの音楽だ。シベラスは、感覚を迷宮のような混乱状態に叩き込み、そこから抜け出すことがますます不可能になっていく。