Cantique Lépreux – Le bannissement

ARTIST :
TITLE : Le bannissement
LABEL :
RELEASE : 3/29/2024
GENRE : ,
LOCATION : Québec City, Québec

TRACKLISTING :
1.Le ravissement
2.Fuir
3.Rivières rompues
4.Archétypes
5.Par la gueule des fantômes
6.Le rêve primordial
7.Consécration

ケベック出身のCANTIQUE LÉPREUXが、3枚目のフルアルバム『Le bannissement』を携えて帰ってきた。このアルバムは、渦巻くトレモロ・ギター・リフ、苛烈な叫び声、精巧なメロディズムといった彼らの特徴的なスタイルで表現された、自己発動の物語であり、社会への拒絶であり、自然への賛美である。近年、彼らはケベック・メタル・ノワール・シーンに欠かせない存在としての地位を確立した。広大な森、荒涼とした風景、越えられない山々、そして宇宙的な苦悩を背負ったブラックメタルの喚起力を、彼らは体現している。バンド・メンバーは、Mêlée des Aurores、Chasse-Galerie、Acédia、Manière Noire、Chaos Catharsis、Forteresse、Délétère、Au-delà des ruinesとも関係がある。

『Le bannissement』は、少女の誘拐と、彼女に押しつけられる病を描いている。汚染され、彼女を守るべき人々から拒絶された少女は、野生の未踏の地に逃げ込み、そこで絶えず自分を打ち砕き、修復する。こうした無数の戦いの中で、彼女は現実との絆を断ち切り、病を克服し、彼女の内なる夢を奪った者たちを打倒する。追放、解放。

このアルバムは、荒れ狂う催眠術のような物語を提示する。テンポの速い曲は、リスナーを荒々しい狩りに引きずり込み、自己消滅へと急き立てる。このアルバムは、作曲時のマインドセットの激しさを保つため、バンドのライブ・ラインナップと機材で解釈された。魅力的なメロディーの上に構築されたこの荒れ狂う大渦は、ギタリストのBlanc FeuとAscèseが音楽史と音楽学に魅了されていることを示している。このアルバムのエモーショナルなパワーは、ブラック・メタルに共通するジャンル・トピックからだけでなく、初期音楽の厳かな壮大さからも生まれている。