ALEPH – SEPULCHRE

ARTIST :
TITLE : SEPULCHRE
LABEL :
RELEASE : 7/21/2023
GENRE : , ,
LOCATION : Minneapolis, Minnesota

TRACKLISTING :
1.MOTION IN DESCENT
2.GRADIENT
3.HELIX
4.Hi DEF
5.SMALL PIECES
6.PHANEROTHYME
7.BELOW GROUND
8.IF U WANT
9.PYRE
10.ALEPH, N² – UNFOLDING LIGHT
11.AESIYO

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デビュー・アルバム ‘EGO DEATH’ をリリースした後、シングル “GRADIENT” の制作に取りかかった。この膨大な作品をリリースしたばかりだったので、曲を書くことが、もはやアクセスできない自分のアイデンティティの中心部分のように感じていた。ファースト・アルバムでは、物語性に大きく頼っていたので、それがないと、どこへ行けばいいのかわからなくなってしまった。曲は何カ月も中途半端な状態で置かれていた。

創作ができないことで、私は詐欺師のように感じていた。エレクトロニック・ミュージックを作ることで、私は多くの困難なことを乗り越えてきたのに、突然、あれほど神聖で特別だった空間が、もはや私を歓迎していないことに気づいた。私は自分のために音楽を作ろうとすることさえやめ、代わりに他の人のために創造的な仕事をすることに集中した。

しかし、その間もエレクトロニック・ミュージックを聴き続けていた。パンデミックが多少なりとも治まり、ライブイベントが再開された今、私は再びインスピレーションを得ている自分に気づいた。

時は流れ、悲しみは少し薄れ始めた。
気がつくと、デスクトップの「sepulchre」というフォルダに残していた曲の断片を見返していた。死者が安置される石室を意味するこの言葉は、最初は重苦しい冗談だったが、突然力を持つようになった。これらの音声の断片やアイデアはすべて、自分自身の小さなスナップショットのように感じられた。私は、自分のものが完璧であろうと、新しかろうと、壮大であろうと、何であろうと構わないと決めた。約半年ぶりに、自分のためにまた何かを書きたいという衝動に駆られた。この ‘SEPULCHRE’ は、何か特別な物語に焦点を絞るのではなく、エレクトロニック・ミュージックを再び愛するようになりながら、自分自身の創作過程を深く内省しながら、様々な形のダンス・ミュージックへの片思いを綴ったカタログのようなものだ。