Whitney – “County Lines” & “Memory”

Whitneyのニューアルバム ‘Spark‘ からのシングルは、甘く牧歌的なシカゴのポップロックバンドが、バンド本来の雰囲気を保ちつつ、自分たちのサウンドにエレクトロニクスを注入していることがわかる。今回も20世紀末のキーボードとドラムマシンを使った、オーガニックなリフを中心としたグルーヴを聴くことができます。”Memory” は、Trey Pollardのストリングスアレンジによるアップビートなポップトラック。また、”County Lines” はソフトなピアノバラードで、Rob MooseのアレンジとSam Gendelのサックスにより、控えめなポケットシンフォニーのような雰囲気を持っている。特にJulien Ehrlichのファルセットは、彼らの期待に応えてくれる。バンドは “Memory” についてこのようなステートメントを発表している。

「”Memory” の歌詞は、誰かが死に対する恐怖を処理し、最終的に受け入れる様子を描いている」とバンドは説明している。「この曲を書いている途中、バンドメンバーのWill Millerが、”Memory” を聴くことなく、この曲のアウトロとなるコードを送ってきたんだ。それは、2つの別々のアイディアが、どういうわけかすぐに調和する瞬間の1つだったんだ。最後の3分の1は、言葉では表現できないような方法で死後の世界を表現しています」

Posted on 08/26/2022