ニュージャージーのHit Like A Girlは、2021年の素晴らしい ‘Heart Racer’ に続いて新作EP ‘Becoming’ を発表しているが、今作は彼らにとって少し異質な作品となっている。フロントパーソンのNicolle Maroulisはハードコア・シーンで育ち、昨年のThe FestでThe Callous Daoboysの特に素晴らしいセットを目撃した後、そのスタイルでEPを作ることにインスピレーションを受けたという。NicolleはRefresh RecordsのレーベルメイトであるTalor Smith (Biitchseat) と Jimmy Wilkens (Jimmy Lo-Fi, The Sonder Bombs) をプレイに、Steve Perrino (Heart Attack Man, The Sonder Bombs, Biitchseatなどと仕事をしている) をプロデューサーに迎え、最初の味は “Dismay” だった。この曲はかなりブルータルなメタリックハードコアで、Hit Like A Girlは以前のリリースでポップなインディーパンクをやっていたのと同じくらい、この種のことに長けている。とNicolleは言う。
「”Dismay” は正直に言うと、音楽業界について、そしてそれが長年にわたって私をどれだけ偏屈にさせたかについて書いたものだ。周りのバンドを見て、自分の作品や進歩を彼らのものと比較し、自分たちのバンドの状況の違いに怒りを覚えるという、私の「比較と絶望」の問題について書かれているんだ。私はいつも、業界のモンスターとそのアルゴリズム・ミニオンを満足させるために一生懸命働いているように感じます。例えば、頻繁に音楽を送り出し、コンテンツを作り、ソーシャルメディアに存在し、できる限りツアーをする、などです。私は「やるべきこと」をすべてやっているのです。しかし、それで十分だとは決して思えません」