Björk が、Rosalía とのコラボレーション曲 “oral” を正式にリリース。Sega Bodegaがプロデュースしたこの曲の収益は、シンガーの母国であるアイスランドにおける過剰な魚の養殖との闘いに寄付されます。
Björkはインスタグラムの投稿で、”oral” のヴォーカル・トラックを最初に書き、レコーディングしたのは約25年前、ちょうど今のRosalíaと同じくらいの年齢だったことを明かしました。ダンスホール・ミュージックからヒントを得たこの曲のために、Björkはカタルーニャ出身のポップ・スターが「このジャンルの実験と彼女の素晴らしい歌声によって、20年以上経った今、彼女がゲストであることは明らかだった」と付け加えました。
「開かれた網棚でのサケの工業的養殖は、環境にとって恐ろしいことです。養殖サケは計り知れない苦しみを経験し、私たちの地球に深刻な害をもたらします。これは、食べ物を作るための非常に残酷な方法です。オープン・ネット・ペン産業との闘いは、地球の未来のための闘いの一部なのです」
カルロタ・ゲレーロ監督による “oral” のミュージックビデオでは、2人のシンガーが美的感覚を刺激する格闘技で対決。見たところ、2人はそれぞれカタナを振り回す前に、得意のキック、パンチ、前方へのウォークオーバーを披露。ビデオの最後では、2人は力を合わせてカメラマンを倒しています。これは、自分勝手な決断がもたらす悲惨な副作用を、恥ずかしげもなく見ている権力者への揶揄かもしれません。
