Blues Lawyer – All In Good Time

ARTIST :
TITLE : All In Good Time
LABEL :
RELEASE : 2/17/2023
GENRE : , ,
LOCATION : Oakland, California

TRACKLISTING :
1.Chance Encounters
2.Salary
3.Return Policy
4.Crystal Ball
5.Late Bloomer
6.Someone Else
7.Elusive Eden
8.I Won’t
9.Nowhere To Go
10.Make Up
11.Wrong Time
12.Understood
13.Scenic Route
14.Tangled Mess

オークランドのバンド、がDark Entriesに参加し、3枚目のフルアルバム ‘All in Good Time’ は、自分の存在を時計に乗せたい世界で生きることについて歌ったポップロック・アルバムだ。Blues Lawyerは、ギター/ボーカルのRob I. MillerとドラマーのElyse Schrockが、他のグループの厳しさの外でポップソングを書くための出口として2017年に結成された。2018年の ‘Guess Work’ と2019年の ‘Something Different’ に続き、Blues Lawyerは「サイド・プロジェクト・バンド、一種の投げやりなプロジェクトから、実際に正当なバンドとして卒業」したとミラーは言う。世界的なパンデミックと存亡の危機を背景に、彼らは新譜のレコーディングに取り掛かった。ミラー曰く、「私はいつも、時間の測り方、特に私たちが何を達成したかという概念との関係にとても惹かれている。このアルバムでは、年齢、恋愛、キャリアなど、人生のどの段階にいるかによって自分の価値を決めるという、価値観のあり方を問い直すような場面がたくさんあるんだ」。

‘All in Good Time’ は、Blues LawyerがFlying Nunの影響を受けた前作のジャングル・ポップから、LemonheadsやTeenage Fanclubのメランコリーを取り入れた90年代のオルタナティブ・ロック・サウンドに移行していることがわかる。ミラーとシュロックは、このアルバムが意図的に作られた最初のアルバムであり、メンバーそれぞれがパンデミックによって隔離された時間を過ごし、ソングクラフトと鋭いフックを磨いてきたと語っている。ベーシストのAlejandra AlcalaとギタリストのEllen Matthewsが加わり、Blues Lawyerはより臆することなくリフを中心としたサウンドになり、アルバムの最後を飾る “Tangled Mess” のMatthewsのシングルテイクのギターソロが示すように、新しい楽曲にコントロールされた荒々しさをもたらしているのである。また、このアルバムではシュロックとミラーが初めてソングライティングを分担し、ミラーの冷淡なアプローチとシュロックの真面目な貢献が釣り合っている。特に、Heavenly風の “Late Bloomer” では、「遅咲きの花は待つだけの価値がある」と歌い、シュロックの楽観主義が光り輝いている。’All in Good Time’ は、Blues Lawyerが、不誠実に報いる世界で意味のある主張をする準備ができているバンドであることを明らかにするものだ。