シドニーで2019年に結成されたZIPPERは、メンバーの移住や再編を経て現在はメルボルンを拠点に活動しています。2020年のデビューEP『Dreamer’s Gate』では、プラスチックスの佐藤チカがMagazineを率いているようなサウンドと評されましたが、2025年現在では、メンバーが関わるPROMAJAやWIREHEADS、DELIVERYといったバンドのエッセンスも融合。日本語と英語を自在に行き来するHarukaのボーカルが、ニューウェーブの系譜を受け継ぐポストパンク・サウンドの上で軽やかに浮遊しています。
新曲「Hiko」は、デビューEP以来のリリースであり、彼ららしい疾走感とエネルギーに満ちたニューウェーブ・サウンドを継承しています。この楽曲はHarukaの最愛の父に捧げられたもので、歌詞には「影(不幸に見えるもの)も自分の一部であり、それが心を強くする静かな調和である」という深い慈愛と内省が込められています。2026年後半に予定されているさらなる展開への期待を抱かせる、バンドの新たな一歩となるシングルです。

