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Wicca Phase Springs Eternalが示す新たな境地:「Mossy Oak Shadow」でフォークロックの深淵へ

Wicca Phase Springs EternalことAdam Andrzejewskiが、2023年のセルフタイトルアルバムに続く新作「Mossy Oak Shadow」のリリースを発表しました。エモ・トラップのパイオニアであり、元Tigers Jawのメンバーでもある彼は、前作でポストパンク、ニューウェーブ、フォークなど様々なジャンルに挑戦していましたが、今回のアルバムはフォークロックに特化した作品になるとのことです。すでに公開されている先行シングル「Horseback」と「Enchantment」からも、その雰囲気が強く感じられます。前者は陰鬱でけだるいフォークソング、後者はよりアップビートなアルトカントリー調の楽曲です。

Adamはプレスリリースを通じて、「僕はWicca Phase Springs Eternalという名前がある限り、好きなことができるといつも思っていたんだ」とコメントしています。「この名前は、プロジェクトの歌詞と美学、つまり僕の神秘的な層を重ねたソングライティングに枠組みを与えてくれる。その中でうまく機能させることができれば、ジャンルは全く問題じゃないんだ」。

また、「僕のレコードにはいつもアコースティックな曲があったけど、通常はビートベースのWicca Phaseアルバムの文脈の中だった。今回のアイデアは、心機一転して、この別の方向に思い切り進むことだったと思う」と続けています。「カントリーレコードと呼びたくなる誘惑があるけど、僕はそこまでだとは思っていない。でも、アコースティックギターとスライドギターは入っているし、僕の興味やテーマには、ある種典型的なカントリーの要素が含まれていると思う」。

Andrzejewskiは、幼い頃からBob Dylanを敬愛していることを明かしており、「10歳の頃からBob Dylanが大好きだったんだ。叔父が彼の全カタログをデータディスクでくれて、すっかり夢中になった。彼が今でも自分の作品を常に再解釈しているのも大好きで、特にこのアルバムではそれを心に留めようとしている。その精神、その自由さが、このレコードを書く上で僕にとても影響を与えたんだ。歌詞とコードを書くこと以外に、あまり具体的なことを考えなくてもいいと感じたし、何が出てきても出てくるままに、ジャンルなんて関係ない、と思ったんだ」と語っています。

アルバムのプロデュースは、前作も手掛けたUniformのBen Greenbergが担当。アルバムの大半は、Greenbergがベースを務め、セッションミュージシャンのRyan Jewellがドラム、David Mooreがキーボードとして参加したバックバンドと共にライブレコーディングされました。また、アルバムにはEthel Cainとのデュエット曲「Meet Me Anywhere」も収録されています。