最初アルバムの構成を見たとき、7曲しかないから抜粋音源かと思ってよく見たら、最初の曲が10分以上ありました。この展開をこのバンドには予測していなかったので、ちょっとしたハプニング。10分もある曲の慣習はだいたい同じで、ゆったりとした曲調。彼等も例に漏れず、じわじわと10分を終える。その後も長めの曲は割と多くて淡々と進む構成なのです。いあわばポストロックな雰囲気なんですが、彼等はそこまで演奏力がある訳ではないのでふわっとした感じで全部が終る感じ。イスラエル産という珍しさからくるアドバンテージを、このような形で活かすのは難しいかな。 6.0