The Cairo Gang – Goes Missing (GOD?)

ボニプリさんの良き相棒として一緒に作品を残してきたEmmett Kelly。彼のメイン・プロジェクトである3年ぶりの新作ですが、だいぶ印象が変わりました。今まではボニーさんの相方らしくサイケポップなフォーク路線が中心だったけど、今作はサイケポップなガレージが軸となってるのです。この変化には結構驚いたんですけど、案外こっちの方がこの人には向いてるじゃないかと思わせる内容で、元来持っているソングライトの才能と、コンパクトにポップなメロディを追究したことでとても痛快な音楽に生まれ変わっているんです。そしてTy Segallのレーベルらしく、音に少し粗さを与えることで親しみ易いものもなっているし、同時に巧妙な仕掛けもあって、あっという間に聴き終わっちゃう。このタイミングでこんな作品を出してくるとはちょっとやられましたね。 9.0 

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