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K Records傘下から放たれる、アニメーション的色彩と極上ジャングル・ポップの融合——Madeline BBがSlippersで描き出す、現代のポップ・マスターピース

Yucky DusterやBeverly、Le Painといったバンドでドラマーとして活躍してきたMadeline Babuka Blackが、ソロプロジェクトSlippersとして待望のニューアルバム『Slippers 08』をperennialdeath/K Recordsから6月5日にリリースすることを発表しました。本作は彼女がすべての楽器を自ら演奏し、Fred Thomas(Saturday Looks Good to Me)がミックスとマスタリングを担当。Mike Krollが手がけたアートワークとともに、彼女のマルチな才能が凝縮された一枚となっています。

先行シングル「Wants For Everyone」は、ジャジーなコード進行と「ウーーー」という心地よいコーラスが印象的な、初期カーディガンズを彷彿とさせる極上のポップ・ソングです。16mmフィルムで撮影されたミュージックビデオからも伝わるそのサウンドは、「ビートルズをスプレー缶とロウ石で描き出したような」粗削りながらも温かみのある質感を持っています。カレン・カーペンターの再来とも評される彼女の歌声は、一度聴けば口ずさんでしまうほどの中毒性に満ちており、純粋なポップ・ミュージックの力強さを体現しています。

ロサンゼルスを拠点とするMadelineの音楽的感性は、もう一つの情熱である「アニメーション」と深く結びついています。アトランタで育った幼少期からアニメと音楽を愛し、名門カリフォルニア芸術大学(CalArts)の大学院でアニメーションを学んでいた時期にSlippersの活動を本格化させました。ドラマーとしての確かなリズム感と、アニメーターとしての視覚的な想像力が融合した本作は、33回転のレコードに刻まれた11曲の鮮やかな物語として、聴く者の日常を彩ることでしょう。