Sic Alps解散後すぐに出していたソロ作以来となる本作。その間に別バンドの結成などもあり、ソロ作をリリースすることは期待していなかった。前回はバンドが無くなってしまった（無くした？）ので、ソロ作を作らざるを得ない状況でしたが、今回は敢えてソロ作を作ったように思える。いかにも彼らしいズルズルな世界だが、使用楽器がエレクトロニクスからピアノ、ヴァイオリンなどと幅広くて、この辺りに今作の意図を感じる。Mike Donovanが一人で作るアルバムとしてはこれで正しいだろう。あとは、このダラダラな音にハマるかどうかでしょう。
