90年代のオルタナティブ・インディーを背景に持つ lucky break が、Fire Records からデビューアルバム『made it!』をリリースします。彼女の音楽は Fiona Apple のような感情のダイレクトさと Bedouine の温かみ、さらに Lucinda Williams のようなアメリカーナの質感を融合させたもので、Alvvays や Phoebe Bridgers のファンにも響く親しみやすいサウンドを展開しています。
lucky break は手書きの漫画キャラクターであると同時にギターを抱えた一人の少女でもあり、表現活動に伴う悲しみや喜びをすべて受け止める「器」のような存在です。本作『made it!』は、19歳から23歳の間に書かれた楽曲を収録。若年成人期の不確実さや初めての大きな失恋、そして自立を学んでいくプロセスを克明に記録しており、彼女のキャラクターが住まうための新たな世界を構築しています。
アルバム収録曲の「Crush」では鋭い歌詞と力強いリズムを組み合わせる一方、「Head Down」ではドリーミーなギターで政治や消費文化といったテーマを掘り下げています。バーバンクにて Elliott Woodbridge と共に制作された本作は、多才で表現力豊かなボーカルと緻密なソングライティングが光る、遊び心と自己確信に満ちた鮮烈なデビュー作に仕上がっています。

