Beach Fossils – ‘Clash The Truth’ (Captured Tracks)

普段テレビに見慣れていないせいか、たまに見てしまうとすぐに影響されてしまう。こないだも料理番組で煮豚のチャーハンを作っているのをみて、渋谷にある角煮チャーハンを思い出し食いたくなって、大した用事もないけど行ってきてしまった。どでかい角煮がゴロゴロと入って、その煮汁で味付けをしてあるチャーハンというには少し汁気の多いごはんとの絡みが絶品。これと台湾ビールの組合せは最強です。この店近くにある蟹チャーハンも悪くないが、こっちの方が好き。とか言っていたら腹が減ってきたので、先日貰ったいわし角煮のつまみを食っているが、すげえ甘くてごはんがほしい〜。Captured Tracks の初期の頃は物凄い勢いで7インチをいっぱいリリースしてて、アルバムのリリースとなると案外レーベルとしては早い段階にリリースしていた方の Beach Fossils の約3年降りのです。基本的に Dustin Payseur のソロ・バンドでライブ時に追加メンバーを投入する感じで、前作までのライナップには後に DIIV を結成した人がいたりと、メンバーを固定しないスタンスがお好きなようでしたが、今回はドラマーは Tommy Davidson の固定メンバーになってるようで、トムさんもソングライトをちょびっとしてるらしいっす。そうはいってもふたり組なので普通のバンドに比べたら手薄なイメージがあるかもしれないですが、重ね録りか追加メンバーがあるのか、Kazu Makino さん参加の印象または The Men のひとがプロデュースしてせいか分からないけど、前作と比べたら随分ロックに聞こえる。でもふたりで作ってる感じは否めず、生音にこだわっている感じは伝わってくるけどなんかもどかしい。今までの完全なソロ思想から出てくる音が Beach Fossils の魅力と思えていたので、どうなのかなこれは。ソングライト自体は悪くないし、ライブ時にメンバーを追加招集するくらいだったら、一層のこと今度はフル・ライナップで作るか、ソロ路線に戻すかどっちかかなぁ。DIIV の活躍に本家として焦っちゃったのかな?

5.0/10