Yard Act – Where’s My Utopia?

Yard Actの復活。2022年1月にリリースされ、高い評価を得たリーズ・バンドのデビュー・アルバム ‘The Overload’ に続く作品 ‘Where’s My Utopia?’。 絶え間ないツアーの合間を縫って書かれ、バンドとGorillazのRemi Kabaka Jrが共同でプロデュースしたこの4人組の第2作は、幅広く遊び心に溢れた新しいサウンドへと大きく飛躍。アルバム全体を通して、Fela KutiからEnnio Moricone、Spillerの’00年代ポップ・スマッシュ「Groovejet」まで、様々な影響を受けていることが明らかに。

それは、スミスがこれまで以上に深く自分自身にリリックを届かせることを許した、祝福のパレット。往年のような外向きのキャラクター・スタディはほとんどなく、人生のヘッドライトを凝視し、フロントマン自身の恐れや挫折と格闘しながら、ある種のプロメテウスのような物語を作り上げる、ジョークを交えた楽曲群に取って代わられている。