Various Artists – Buganda Royal Music Revival

ARTIST : Various Artists
TITLE : Buganda Royal Music Revival
LABEL : Nyege Nyege Tapes
RELEASE : 11/19/2021
GENRE : afro, electronica, world
LOCATION : Kampala, Uganda

TRACKLISTING :
1.Unidentified members of the royal drums ensemble (mujaguzo) – Mujaguzo 2.Erusana Lutwana & Budo African Music Club – Ffe basajja ba Kabaka
3.Albert Bisaso Ssempeke & band as the lyres, fiddles, and drums ensemble (abadongo) – Akasozi Bamunanika keyagaza
4.Kopolyano Kyobe & band as the xylophone and drums ensemble (abantamiivu) – Ssematimba ne Kikwabanga
5.Unidentified members of the royal flutes and drums ensemble (abalere) – Akwana omwami tagayala
6.Evaristo Muyinda – Sewaswa kazala balongo
7.Maria Nanemba Muyinda – Twaliraana mayumba emmeeme tezaalirana 8.Evaristo Muyinda – Twabonabona
9.Unidentified members of the royal trumpets band (abakondere) – Bagabye Mukwenda owange talina nnaku
10.Kalema Hassan Katipa & band – Byananyinimu
11.Unidentified members of the royal big xylophone ensemble (abakadinda) – Bandaba okulya etoke bampita mulamu dala
12.Temutewo Mukasa, royal harpist (omulanga) – Okwagala omulungi kwesengereza
13.Unidentified members of the royal drum-chime ensemble (abatenga) – Kifwe kze kya
14.Semuwemba George William – Kubikira amadinda
15.Semuwemba George William & Sekindi John – Emirembe ngalo
16.Albert Ssempeke – Omusango gw’abalere
17.John Ssempeke & Sebuufu Steven – Osiibye otyano

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14世紀後半に建国されたブガンダ王国は、音によって祝福され、王宮の中で豊かな音楽の伝統を育んできました。王宮では、王国中から集まった 王宮の中では、音楽家たちが交代で太鼓や木琴、笛、竪琴などを鳴らし、王権の存在を讃えていました。しかし、近年では、この伝統を維持することが難しくなっています。特に1966年には、王国を突然廃止した宮殿が襲撃され、王室の音楽家たちは逃げたり殺されたりしました。1993年に王国は文化機関として再興されましたが、残された音楽家の多くは、日常生活の問題に対処するために技術を捨てることを選択したため、王室の伝統の実践は、特に若いリスナーや演奏者の間で人気が低下しています。

しかし、すべてが失われたわけではありません。王国のあちこちで、やる気に満ちたベテランと気配りのできる若いプレーヤーたちが、伝統を守り続けているのです。Buganda Royal Music Revival」では、1940年代後半から1966年までに録音された古い世代の技術を示す音源を集め、現在の王であるムウェンダ・ムテビ2世のために演奏した人もいるという、この音楽の伝統を今でも受け継いでいる老若男女の音楽家が出演している最近の録音と合わせて、過去と現在を横断的に見ることができます。このアルバムが音で伝えていることを映像で表現した2019年のドキュメンタリー映画 ‘Buganda Royal Music Revival’ の撮影時に、後から撮影されたもので、100年前の伝統を詰め込んだものです。

ここに展示されている音楽は多様で活気に満ちており、ブガンダの王宮での経験から生まれた深みと洗練さを示す様々なスタイルや楽器が紹介されています。アルバムの冒頭を飾るのは「Mujaguzo」です。「王権の太鼓」と訳されることもあるムジャグゾは、文化的な伝統に欠かせないアンサンブルで、長い歴史の中で王国が集めた太鼓を使って作られており、その数は約100個にも及びます(歴史的な記録によると、300個以上あったと言われています)。王権の生命力を音にしたものです。ここからは、現代の王室奏者であるアルベルト・ビサソ・センペケによるブガンダの竪琴(エンドンゴ)、21個の大きな木の鍵盤が共鳴するアカディンダの木琴など、さまざまな楽器や音色が紹介されていきます。テムテウォ・ムカサのハープ(エンナンガ)、手作りのひょうたんトランペット(アマコンデレ)、アマディンダの木琴と同じチューニングの12個のドラムを中心としたエンテンガ「ドラム・チャイム」、笛のアンサンブル(アバレレ)の緊密に絡み合ったメロディーなどで歌われる、落ち着きのない賛美。音楽に合わせて、古いテープのヒスノイズやスウィッチング音が、オリジナルの録音からアーカイブのデジタル化までの長い過程を思い起こさせ、過去のミュージシャンの才能が今もなお振動していることを感じさせることもあります。

そして、この豊かな文化的伝統が、来るべきブガンダの未来をどのように形成し、また形成されていくのか、そして、ブガンダ王国内だけでなく、ブガンダ王国を超えて、聴衆にどのような影響を与えていくのか、という問題が残されています。