Trond Kallevåg – Amerikab​å​ten

ギタリストであり作曲家でもあるTrond Kallevågが船出し、アメリカの音楽と文化の物語と神秘性を探求。ライ・クーダーやビル・フリゼルを彷彿とさせる、コーエン兄弟の映画のサウンドトラックのような映画的なクオリティーを持つこの作品は、広大な海を渡って変幻自在の旅に出た何十万人ものノルウェー人からインスピレーションを得ています。

“Amerikabåten”（英語では “The American boat”）は、”Bedehus & Hawaii”（2019年）と “Fengselsfugl”（2021年）の批評的成功に続く、トロンド・カレヴォーグ待望のサード・アルバム。彼の物語に命を吹き込むため、トロンドはSelma French、Daniela Reyes、Håkon Aase、Jo Berger Myhre、Ola Øverbyら、ノルウェーの尊敬すべき若手ミュージシャンによる豪華なアンサンブルを結成。ソロ活動でも成功を収めている才能豊かな彼らは、今日の活気あるノルウェーの音楽シーンで尊敬を集めています。

ノルウェーの賛美歌、古いバラード、そしてアメリカーナからインスピレーションを得た “Amerikabåten “は、トロンド独自のサウンドをベースに、広大なアメリカン・フォーク・ミュージックを取り入れた作品。トロンドのギターは音楽表現の道具として機能し、仲間のミュージシャンを輝かせるメロディーの土台と物語性を提供。ペダル・スティール・ギターの心に響くメロディーを、卓越したギター・スキルで補いながら、音のパレットを広げていくトロンド。これまでのアルバムと同様、トロンドの作曲と綿密なプロダクションは、彼の創作過程に不可欠であり、彼の芸術的ビジョンに命を吹き込むもの。作曲とミキシングを自ら手がけたトロンドの誠実で叙情的な楽器表現は、世界中の批評家から賞賛を浴びています。

トロンドの説明 「Amerikabåten」は、20世紀半ばまで数え切れないほどのノルウェー人がアメリカを目指して海を渡っていた頃の、アメリカ文化への深い憧れと憧憬、そしてアメリカ号での変幻自在の旅を探求したものです。当時は、海が個人主義者や、新興宗教や無法者を含む適合しない人々に解放的な聖域を提供していた時代でした。