Tough Age – Waiting Here

ARTIST :
TITLE : Waiting Here
LABEL : ,
RELEASE : 6/16/2023
GENRE : , ,
LOCATION : Vancouver, British Columbia

TRACKLISTING :
1.In a Garden
2.Give It a Day
3.Which Way Am I?
4.Time & Again
5.Hideaway
6.Narrative Text
7.Scattered
8.Paradise by Another Name
9.Getting Closer
10.Waiting Here

の10年目を飾るニューアルバム ‘Waiting Here’。トロントでの活動の半分以上を経て、元の故郷であるバンクーバーに戻り、国をまたいで活動してきたバンドメンバーと再会したこの3人組は、再出発のエネルギーとベテラングループの研ぎ澄まされたソングライティングを融合しました。10曲からなるこの作品は、Tough Ageの10年にわたるディスコグラフィーの中で、最もまとまりのある、瞑想的な作品となっています。

幅広い影響を受けながら進化してきたWaiting Hereは、魅惑的なギターのハーモニー(”Scattered”)、イーノの影響を受けたサーフドローン(”In a Garden”)、Yo La Tengo風の広大なリフの瞑想(”Getting Closer”)など、Tough AgeのこれまでのLPの熱狂的なペースを緩めた。12弦がジャラジャラと鳴る “Time & Again” は、フロントマンのJarrett Evan Samsonが、The Byrdsが演奏するフォーク・リバイバル前のFairport Conventionの曲を書こうとしたもので、その一方で、爆音のベーシストLauren Smithがリードボーカルをとるツイーパンク・リッパー “Paradise by Another Name” が並存します。Tough Ageの2020年発表の同名アルバムからのカットで、”Which Way Am I?” は、Guided By VoicesやThe Fallのようにねじれた世界構築の論理で、喜々として混乱を広げています。

‘Waiting Here’ は、ぶっ飛んだオルガンジャムのタイトル曲で締めくくられ、バンドのフライング・ナンを愛する原点に立ち返り、The Cleanの「Tally Ho!」の後継にふさわしい作品に仕上がっています。待った甲斐があったというものだ。