Tom Sharkett – It’s Not That Deep EP

ARTIST :
TITLE : It’s Not That Deep EP
LABEL :
RELEASE : 8/25/2023
GENRE : , ,
LOCATION : Manchester, UK

TRACKLISTING :
1.Mechanical Love (ft. Modema)
2.It’s 5am Somewhere

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「It’s Not That Deep」は、マンチェスターのプロデューサー、からリリースする2枚目の作品だ。 昨年の「Futuro EP」に続くこの最新リリースのインスピレーションの源は、ダンスフロアで、自分でも気づかないうちに夜を別世界に変えてしまうような、歪んだサイケデリックな瞬間だった。音楽と照明のエネルギーが突如として襲ってきて、自分が今どこにいるのかを思い知らされるまでは、完全に目を奪われてしまうような夜の時間。このような経験が、マンチェスターのレーヴェンシュルムにあるシャーケットの自宅で、EPの作曲とレコーディングを行った日曜の朝のぼんやりとしたスタジオ・セッションにつながった。

A面の “Mechanical Love” は、SH-101のベースラインに、親しい友人でありコラボレーターでもあるModemaことEmily Zのダークで氷のようなヴォーカルが乗っている。

Junoのノコギリ波、リズミカルなギター、ローリングするタム、自己発振するスペース・エコーの渦の中から現れるModemaのヴォーカルは、ダンスフロアの暗い深みへと導く不気味な導き手だ。Sharkettのこれまでの作品と同様、構成は意図的にルーズで、ライブ録音されたインストゥルメンタル・サウンドは、過酷で、摩耗し、歪んだサウンドが終始行き交う、予測不可能な感覚を捉えている。B面の “It’s 5am Somewhere” は、深夜の緊張感と解放感を表現しており、EPの内省的で超越的な終章へと向かわせる。アコースティックなドラム・サンプルと、トムのEBMやダーク・イタロからの影響を感じさせる機械的なベース・ライン。このインストゥルメンタル・トラックでは、オーガニックなプラック・シンセ・ラインがメロディーをリードし、リズミカルなモジュラー・サウンドが外側で明滅しながら、フォーカスの内と外を行き来する。

最終的な共同プロデュースとミキシングは、シャーケットがこれまでW.H.ラング(彼のバンド)の2枚のレコードで一緒に仕事をしてきた長年のコラボレーター、Matt Peelが担当した。2人はリーズにあるNaveレコーディング・スタジオで2日間を費やし、ピールのテープ・エコーやアウトボード機器のコレクションにミックスを通し、ダンス・ミュージック制作への彼らのパンクなアプローチを反映させた、研ぎ澄まされたハーシュネスな仕上げを施した。