ARTIST : the telescopes
TITLE : Growing Eyes Becoming String
LABEL : Fuzz Club Records
RELEASE : 2/9/2024
GENRE : psychedelic, psychrock
LOCATION : UK
TRACKLISTING :
1.Vanishing Lines
2.(In The) Hidden Fields
3.Dead Head Lights
4.We Carry Along
5.Get Out Of Me
6.What You Love
7.There Is No Shore
「Growing Eyes Becoming String」は、イギリスのノイズ・ロックのパイオニア、the telescopesの16枚目のスタジオ・アルバム。元々は2013年に2回のセッションでレコーディングされたもので、1回目は厳しいベルリンの冬にBrian Jonestown MassacreのスタジオでFabien Leseureと、2回目はリーズでTelescopes初期のプロデューサーRichard Formbyと行ったもの。10年近く前にハードドライブのクラッシュに見舞われ、セッションは失われたものと思われていましたが、すぐに忘れ去られました。デジタル・エーテルから奇跡的に救出され、パンデミックの中、結成メンバーのスティーヴン・ロウリーが自身のスタジオで仕上げたこのアルバムは、2024年2月にFuzz Clubからリリースされることが決定。
当時の彼らの作品は、実験的なノイズ・インプロヴィゼーションが中心で、明らかな構造とはかけ離れたものでしたが、『Growing Eyes Becoming String』では、ロンドンの実験的ユニット、ワン・ユニーク・シグナルをバックにしたThe Telescopesが、並行する存在として、より歌に基づいた音楽を創作していたことがわかります。その7曲には、長年のファンがThe Telescopesの音楽から連想するクオリティのトレードマークがすべて詰まっています。ソリッドな歌、メロディー、ハーモニー、ノイズ、不協和音、即興、実験、そして自然の視覚の領域を超えた旅。
「この2つのセッションの目的は、ブラインドで、完全にその場にいることだった」とローリーは回想: 「先入観にとらわれず、すべてその場で書きました。ほとんど視界ゼロの猛吹雪の中をベルリンまでドライブしたのと同じように、私たちは今という瞬間に完全に身を置くという本能の高まりに頼っていたのです」。その結果、ヘヴィなドローン・ロックのブローアウトに対して、よりメロディックなスペースアウトの瞬間がマッチした、見事な催眠術のようなセットが出来上がりました: 「ギター、ノイズ、メロディーを満載し、ドキドキするような繰り返しを渦巻かせたこの作品は、当時のザ・テレスコープスの頭の中をよりヴォーカル的に記録したものです」