Stephen Vitiello – Soundtracks for Andrew Deutsch

「この25年間、アンドリューと私はさまざまな形でコラボレーションしてきた。一緒に音楽を作ったり、彼がプロデュースした数え切れないほどのビデオやアニメーションのサウンドトラックを手がけてきた。

アンドリューは、モジュラー・シンセサイザーを最初に紹介してくれた人だ。アンドリューが教授を務めるアルフレッド大学を訪れた後、2005年にドゥープファーのシステムを買ったことを覚えている。

アンドリューは突然メールを送ってくることが多い。クリップをダウンロードするためのリンク、ちょっとした説明、加工された1分ほどの画像、そしておそらく、何か音の伴奏を作らないかというメモだ。送られてくるクリップはたいてい、レイヤー化されたイメージで、ほとんどが抽象的だが、何かわかるものが覗いている。私は素早く反応する傾向があり、同じように今、自分のサウンドトラックを聴き返しても、これらの作品がどのように作られたのかほとんど覚えていない。

完成したビデオに作曲したことはないと思う。アンドリューが進行中のアイデアのようなものを送ってくれて、私は自分の感じた反応を返す。完全にシンクロするようなものはない。最も重要なことは、何も説明的であってはならないということだ。音はイメージを説明しないし、イメージは音を説明しない。

とはいえ、アンドリューの映像がなければ作られなかった曲であっても、映像を見ていなくても楽しめるような作品にしたいと思っている。これらのサウンド作品に組み込まれているのは、常にコラボレーターとなるパフォーマーたちだ。モリー、ジェーン、アンドリュー、ジャックス、ダニー、全員が予期せぬ何かをもたらしてくれる」