Sentido Seph – S​é​ptimo

リズム、メロディ、複雑なサウンドデザインの鼓動に触れ、一音一音が脈打つアルバムがあります。ブエノスアイレスを拠点に活動するプロデューサー、セフの新作「Séptimo Sentido」。

SephことSebastián Galanteは、このような領域に精通しており、20年近い経験を持つ彼は、アルゼンチン・テクノ・シーンを代表する才能の1人であり、ラテン・アメリカのオルタナティブ・エレクトロニック・ミュージック界で最も魅力的な頭脳の1人としての地位を確立しています。彼の作品は、メデジン（コロンビア）出身のDJ／プロデューサー、Verracoが率いるInsurgentesや、TraTraTraxの姉妹レーベルであり、ラテンエレクトロニックシーンと世界とのギャップを縮めた自身のレーベルAula Magna Recordsなど、最先端のレーベルで展開。コラボレーションも盛んで、中でもAndrés ZaccoとのプロジェクトOsceanは、ベルリンの伝説的レーベルTresorからリリースされたばかり。

ニューアルバム「Séptimo Sentido」で、セフは卓越したプロデュース能力を発揮し、無数のジャンルやサブスタイルが共存するブラインダンス・サウンドの最も広いパレットを見事に披露。ここでは、90年代半ばからのエコーが聴こえ、初期IDMの紛れもないリファレンスがよみがえります。

この魅力的なアルバムの核となるのは、彼のリズムとメロディへのこだわりと実験への献身が、鮮やかな魔法のようなテクノ・アーバン・ランドスケープを通り抜け、輝く色彩と変異するフォルムが大胆かつ想像力豊かな音の旅でぶつかり合うアーティストであること。

「Séptimo Sentido」は、五感を超えた知覚のプリズムから生まれ、本能よりも一歩進んだ、宇宙との神秘的な共鳴を探し求める作品。