seagoth – How To Stay Wide Awake

リバプールのアーティスト、seagothのデビュー・アルバム『How to Stay Wide Awake』は、レトロなシンセサイザー、サーフ・ヴァイブレーション、アーティ・ポップ、虚無的なリリックなど、ジャンルを超えたブーケ。
クィアと女性の経験に対する生々しい洞察を提供する目的で、ジョージアがベッドルームで書き、録音したもの。しかしその過程で、彼らはもっと普遍的なもの、つまり人間の状態に触れることに成功。

このアルバムは、BBCイントロデューシング（Seagothは、リバプールのBBCミュージック・イントロデューシングでDave Monksのためにアコースティック・セッションを録音）、アメイジング・ラジオ、ラジオXのジョン・ケネディ、ソーホー・ラジオのSimone Marie（Primal Scream）など、多くの支持を得たシングルに続くもの。最新シングル「Internet Cafe」は、実存的なメランコリーの感情がエレガントに漂う、愉快で霞んだドリームポップ・ソング。リバーブで揺らめく4ADギターがエレクトロニクスと融合し、インターネット文化やソーシャルメディアが人々の生活にどのような影響を与えるかを探求する曲。

2017年、10代の慌ただしさと創作意欲の渦中にあったジョージアは、イギリス北西部の大学で音楽を学び始め、そこでシーゴスというバンド名を名乗るようになりました。スローダイブやビーチのようなシューゲイザー・バンドの陰鬱で広がりのあるサウンドスケープに触発され
のようなシューゲイザー・バンドの陰鬱で広がりのあるサウンドスケープ、実験的なノイズポップ・バンド、Teen Suicideのファジーな要素、そして映画やゲームのサウンドトラックにインスパイアされ、彼女自身の世界を肉付けし始めたのです。

Garagebandでギターからヴォーカルまでレコーディングすること数年、ジョージアは3枚のEPとデモ・アルバムを制作。2020年2月、コヴィッドのために大学が急遽休校となり
をきっかけに大学が急遽休みになったこともあり、すべてを横に置いて本格的にHow to Stay Wide Awakeのレコーディングを開始。

まず2021年2月にリリースされたのは、Tame Impalaの「Breathe Deeper」とalt-Jの「Dissolve Me」にインスパイアされた「Eternity」。シューゲイザーのレジェンド、RIDEのAndy Bell（彼は自身のSoho Radioの番組でこの曲をプレイ）や俳優のRobert Carlyleのツイッターで支持され、Seagothはドーセット／ロンドンのレーベル、Bytesの目に留まることに。「Eternityは、初めて自分が正しいことをしていると感じさせてくれました」

オリジナル・トラックは、サウンド・エンジニア／プロデューサーのLeaf Troup（GLOK/Kasabian）によってフレッシュなミックスが施され、2021年11月にBytesから再リリース。アルバムのレコーディングが完了すると、きらびやかなグラム・ロック・アンセム「Queen」（2022年6月）に始まり、政治色の強いロック・アンセム「Amorphous」（2022年10月）、「若い女性が社会で直面しなければならない、蔓延する絶え間ない戦意喪失について歌っています。この曲は、社会に溶け込めない葛藤と絶望を表しています。時々、私の感情は嵐に切り裂かれたように感じることがあります。宇宙は人間を通して自分自身を表現すると言う人がいますが、私もそう思います。私たちはただの自然だということを思い出すために、この曲を書きました」

2023年6月には、Caroline PolachekとDeerhunterを引用したニューエイジ風のインディー・ロック・トラック「Methuselah」をリリース。

ジョージアがバンド・メンバーを加入させたり脱退させたりと、結成までの道のりは長かったが、アルバムのリリースと同時に彼らが独り立ちしているのは、まさにふさわしい。これは、何年もかけて丹念に作り上げた彼らの愛の結晶。待った甲斐があったというもの。
ベッドルーム・インディー・ポップのレコードは、Leaf Troupの見事なミックスとCurved Pressingのマスタリングによって異次元へと押し上げられました。

「長い間、私は自分の感情に対して憤りを感じていました。利便性を優先し、その過程で自分が生き物であることを忘れていました。このアルバムは、自分自身から一日も離れることができない人たち、毎日最大の恐怖と向き合わなければならない人たち、そして私たちが感じるすべての痛みに捧げます」