Say She She – Silver

ソウルフルな女性トリオ、Say She She（セイ・シー・シー）が、境界を打ち破る2ndアルバム ‘Silver’ で、そのディスコモデルとしての責務を堅固なものにした。

Piya Malik（El Michels Affairの中心人物、Chicano Batmanの元バック・シンガー）、Sabrina Mileo Cunningham、Nya Gazelle Brownの3人の力強い歌声がバンドの前面に立っている。ニューヨークのサイレン・ソングに従って、このトリオはそれぞれの都市（Piyaはロンドン、NyaはワシントンDC、Sabrinaはニューヨーク）からマンハッタンのダウンタウンのダンスフロア、ロウアー・イースト・サイドの床板、そしてハーレムの屋上へと引っ張り出され、そこで彼らの友情は、ある瞬間、キスメットのような夜に形成された。

‘Silver’ は、今年初めにノース・ハリウッドのキリオン・サウンド・スタジオで全曲ライヴ・レコーディングされ、Sergio Rios（Orgoneのメンバー）がプロデュースした。こうしたアナログ・レコーディングのテクニックは、Say She Sheのサウンドをテープならではの温かみのある音色の岩盤に根付かせるのに役立っているが、その瞬間にトラックをカットし、共同創作のマジックを捉えるという彼らのプロセスは、彼らのサウンドを「歓喜に満ちた高揚感と精神的高揚の輝かしい過負荷」（MOJO）、「80年代初期のニューヨークのウォンキーなポスト・ディスコの精神が吹き込まれている」（ガーディアン紙）と評されている。Rotary Connection、Asha Puthli、Liquid Liquid、Grace Jones、Tom Tom Clubなどから音楽的インスピレーションを得ている。

結局のところ、 ‘Silver’ は奇抜さと冒険がにじみ出ており、現代の女性であることの意味の多面性を受け入れている。Say She Sheは、美容家としての役割を完全に受け入れ、世界に内在する美を積極的に人々に思い出させる。二枚舌とユーモアを巧みに使い、オープンな対話を促し、注意を喚起する重要な事柄を大胆不敵に取り上げる。