ARTIST : Richard Skelton
TITLE : selenodesy
LABEL : Phantom Limb
RELEASE : 3/31/2023
GENRE : ambient, drone, experimental
LOCATION : UK
TRACKLISTING :
1.albedo
2.the plot of lunar phases
3.faint ray systems
4.isostasy
5.hypervelocity
6.impact theory
7.lesser gravity
8.fallback
英国を代表するエクスペリメンタル・コンポーザー、Richard SkeltonがPhantom Limbのニューアルバム『selenodesy』で再び登場、エレクトロニクスとシンセシスへの新しい愛情を、硬質な有機質感のマスターに織り交ぜています。
2009年のPennine Moorsにインスパイアされたモダン・クラシック『Landings』から最近の地質学的発掘の『Moraine Sequence』まで、彼の音楽は常に風景、大地のロームとグリットに根ざしてきた。しかし、この新作でスケルトンは視線を空に移した。2017年にキールダー天文台の近くの田舎、いわゆるイギリスの「ダークスカイ」地域に引っ越したことが一因である。この辺境の地では光害が少ないため、夜空の厳かな威厳をより鮮明に見ることができる。
その結果、アルバム『selenodesy』では、スケルトンのエレクトロニクス使用に新たな、残響のある広々とした空間が明らかになった。この作品は、ファントム・リンブの前作である2020年の『These Charms May Be Sung Over A Wound』とその廃墟と化した工場のスレンダ-と、彼の以前の作品にあった風景を変えるようなアルカナとが融合している。「selenodesy」は、不眠症の期間と星空観察で得た安らぎによって予兆され、その間スケルトンが催眠術のビジョンを転写しようとしたことがある。「この音楽の多くは、早朝、夢と覚醒の狭間にある状態で思いついた。窓の外を見ると、夜空には星が渦巻いている。火星や金星は部屋の隅に浮かんでいる。私は横になって、天井を舞うオーロラを眺めたものだ。