Philipp Priebe – Movements In An Empty Department Store

stólarレーベルのボスであるPhilipp Priebeは今年12月、自身のレーベルの第一弾となるロング・アルバムをリリースした。
レーベル創設者自身の言葉を借りれば、「これはStólarからのファースト・アルバムで、アートワーク（Jules）とロゴ（Valentin）を担当するJulesとValentinとのコラボレーションだ。このLPは、子供の夢、誰もいないデパートに一人で行ったある夜のことを描いている。好きなことをしたり、従業員の目を気にすることなく何でも試してみたり、食べ物やお菓子のコーナーでおやつを食べたり、後先考えずに一夜を過ごすことができるからだ。この8曲は、この冒険のサウンドトラックだ」

アルバム「Movements In An Empty Department Store」を通して、プリーブは、生々しく、映画的で、しばしば神秘的なディープ・ハウス・ミュージックを作り上げる能力をさらに発揮している。Marble’、’Porcelain’、’Drenched In Dust’、’Fever Dreams’といったトラックに見られる、膨らみのあるベースライン、ダビーなエコー、幽玄なテクスチャーから、タイトルカット’Movements In An Empty Department Store’、’Cedar’、’Clouds Floating In A Haze Of Light’といったパーカッション主体の荒々しいダンスフロアツール、あるいは物思いにふけり、心を揺さぶるクローズ’On The Way Out’まで、Philipp Priebeは、ディテールと深みに対する卓越した耳を持つ卓越したコンポーザーであることを改めて証明している。