Peace Flag Ensemble – Astral Plains

Peace Flag Ensembleはサスカチュワン州出身のフリージャズ集団。彼らの2枚目のLP ‘Astral Plains’ はWe Are Busy Bodiesから7月18日にリリースされる。

2021年のデビュー作 ‘Noteland’ は、”キース・ジャレットと一緒に感覚遮断タンクに閉じ込められたようだ” と評された。対照的に、Astral Plainsは開放的で、広々とした青空のようなアレンジとプロダクションを提供している。大草原に寝そべってマーク・ホリスと雲の中の動物を探しているような感覚に近いかもしれない。

Peace Flag Ensembleは、研鑽を積んだ奏者から左翼的な実験主義者まで、さまざまな芸術的背景を持つアーティストを集めている。彼らのレコーディングは、即興、作曲、コラージュのパスティーシュである。Jon Neherのピアノ・インプロヴィゼーションとTravis Packerのエレクトリック・ベースを中心に、パーカッショニストのMichael Thievinが加わり、Patrick ShiroishiやNick Waltersなどのゲストも参加して、Astral Plainsは規模もサウンドも拡大した。アンビエント・アーティストのMichael Scott Dawson（マイケル・スコット・ドーソン）がプロデュースとミックスを担当し、繊細なエレクトロニクス、ギター、フィールド・レコーディングも提供している。サックスのPaul GutheilとトランペットのDalton Lamは、抑制の効いた直線的でメロディアスなパッセージを提供。彼らはまた、エフェクトやテープ操作によって、ドーソンに自分たちの貢献を再文脈化することを許している。その結果、実験を通して明晰さを見出した、ニュアンス豊かで楽しいレコードが完成した。