Paige Emery – Intercommunications

Paige Emery(ペイジ・エメリー)は、地球を記憶する方法を探求するアーティスト、ハーバリスト、植物夢想家。彼女の音楽活動は、ビジュアル・アート、パフォーマンス・アート、植物療法、癒しの儀式と絡み合っており、すべての表現は互いに影響し合っています。ペイジのこれまでの音楽活動は、アート・インスタレーションや庭園の中で癒しの儀式を行うためのサウンド・ピースを演奏し、その場所特有のエコロジカルな旅へと人々を導くというものでした。

インターコミュニケーションは、毎朝庭の植物と瞑想した後、植物に向かって歌うというささやかなところから生まれました。この朝の儀式がきっかけとなり、彼女は音の供物を通して声や人間以上の言語との新しい関係を見出すようになりました。これらの曲は、日々の植物とのコミュニケーションの実践から生まれたもので、ヴォーカルのレイヤーと環境の音の混合によって、言語は解体され、調和と混沌、生と死の出会いの場で演奏されます。音楽は、ペイジが思春期の頃から持っているキーボード1台だけを使って、これらの表現をエレクトロニック・ランドスケープに統合したもの。それぞれの曲は、植物とのコミュニケーションへの、そしてコミュニケーションからの道筋を表しており、アルバム全体としては、薬との癒しの旅にあるさまざまな状態（開く、感じる、させる、洗う、目覚める、踊る、呼ぶ、従う、膨らむ、耐える、分解する、最後にはまた開く）を弧を描くように進んでいきます。これらの状態は、私たちが学び続けることのできる自然の絶え間ないサイクルからインスピレーションを得ています。