Ov Pain – Reliquary of Dusk

ARTIST :
TITLE : Reliquary of Dusk
LABEL :
RELEASE : 12/8/2023
GENRE : ,
LOCATION : Dunedin, New Zealand

TRACKLISTING :
1.Nondual
2.Silver Gate
3.Saturn
4.Thoresa
5.On Evil Hour
6.Prism of L
7.Exercise in Dom
8.The Enigma of that Last Kiss

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は、ダニーデン/メルボルンのエクスペリメンタル・ダークウェイヴ・デュオ、(Tim Player/ Renee Barrance)の4thアルバム(ITからのリリースは2作目)『Reliquary of Dusk』のリリースを間近に控えている。

Ov Painは探求するバンドであり、新作を出すたびに新しい道を踏みしめている。デビュー・セルフ・タイトル・アルバム(2017年)のコールド・ウェーブ、ポスト・パンクから、『The Churning of Blue Noon』(2021年)のゴシック・ドローンのヘヴィな領域まで。この新作は、『Kauri Island』(2022年)のミニマルなリズムのサウンドスケープを発展させ、Ov Painのタペストリーに新たな色を織り込んでいる。

『Reliquary of Dusk』は完全にエレクトロニックな作品だ。何層にも重なったシンセのドローンがミニマルなビートの上を滲み、連動したゆっくりとしたメロディーが互いに絡み合い、煮えたぎり、浸透していく。バランセスのヴォーカルは幽玄で、欺瞞的なまでに美しく、恐ろしい真実と実存的な恐怖を描写する偽りの子守唄のように浮遊している。

Ov Painは、私たちが今生きているのは「夕暮れ」のようなもので、太陽が沈み、長い暗闇がすぐそこまで迫っているのだろうかと思う。この素晴らしいアルバムを聴きながら、考え込んでほしい。