Opalescentia は、Ogiveの2作目のコラボレーション・リリースであり、私たちの対照的なデザイン手法を融合させたものである。一方は高度に組織化され、もう一方は有機的に進化し、内なる論理に直感的に突き動かされている。それぞれの美学は相反するように見えるかもしれないが、これらの視点は収束し、予測不可能性を醸し出す仮想気象システムや不安定な音の微細構造を生み出すためにかみ合う。
私たちは、ジェスチャー的なサウンド・イベントの繊細さを保ちつつ、このアルバムの新たな身体性を直感的に認識した。この作品は、私たち2人が、創造的な緊張の長期的なプロセスの中で、互いを不安にさせたり、当惑させたり、幻惑させたりするために、創造的な軸をずらしながら、ゆっくりと調理するように、徐々に進化していくことを暗黙のうちに認めている。
この多面的な作品は、架空の風景を想起させる。忘れ去られた未来の響きと共鳴し、表面の下にある遠い記憶のように、繰り返し触れることで隠された次元と層が明らかになる。
