Nights Templar – Half The Year

ノイズ・ポップ／ポスト・パンク・プロジェクト、The Liceから発展したNights Templarは、Suicide、Throbbing Gristle、Absolute Body Controlといったバンドに影響を受けた、ダーク・ミニマル・シンセのワンマン・プロジェクトとして2021年にスタートした。バンド名は、1970年代のホラー・シリーズ「Tombs of the Blind Dead」と、フリーメイソンのジュニア組織「Demolay」のメンバーだったことからインスパイアされた。

時が経つにつれ、プロジェクトはフル・ライヴ・バンドへと進化し、ホラーにインスパイアされた始まりから徐々に、ヴィンテージとモダンの機材を寄せ集めたベッドルーム・ポストパンクのドリーミーなスタイルへとシフトしていった。

「Half The Year」はNights Templarの3枚目のアルバムで（自主制作ではない最初のアルバム）、ベイエリアのレーベルPaisley Shirt Recordsからリリースされる。一見、Nights Templarには合わないように思えるかもしれないが、”Half The Year “はNights Templarのサウンドをコールドウェーブからさらに遠ざけ、ポスト・パンクの非常にミニマルで、ほとんどぼんやりしたテイクへと押し進めている。

Young Marble Giants、Solid Space、”Seventeen Seconds “時代のThe Cure、初期のシンセ・ポップMagnetic Fields、そしてBlack Marbleのようなモダンなグループから影響を受けている。『Half The Year』は、ポスト・パンクとインディーを、うまくいけば作為的でない方法で融合させようと試みている。