NIGELTHREETIMES – METROPOLIS N

Astral Blackの最新作「Metropolis N」LPは、ニューヨークのクイーンズでジャングル＆D&Bの輸出入を行うNIGELTHREETIMESの提供によるもの。

現在、Rinse FMとThe Lot Radioの両方でレジデントを務めるNigelは、当初ニューヨークで最も多才なクラブDJの一人として名声を確立。しかし、2020年の「Call Of The Void」プロジェクトのリリースと共に、Nigelはプロデューサーとしての評価も確立し始め、その結果、Tom RavenscroftやUniqu3などのラジオからのサポートや、Resident Advisor、OkayPLAYER、Mixmagなどのエディトリアルを獲得。

NIGELTHREETIMESの「Metropolis N」は、ジャズ、8ビットゲームのサウンドトラック、サイエンス・フィクション、ジャンプ・アップD&Bなど、160bpmのローリング・ブレイクというレンズを通して、彼らの折衷的な影響を抽出した作品。TSQメルトダウン」と「EARLY MORNING FROM 103RD STREET」のローデス調のダブルヘッダーでLPをスタート。

ROAD2RAILS」と「PHANTOM SHORES」では、インストゥルメンタルを廃し、発振された矩形波、ダビングされたヴォーカルFX、8ビットのメロディーを使用。アルバムの最後を飾る’INTERNATIONAL SPACE STATION’では、ミュートされたローデス・コード、矩形波のベースライン、エイリアンのメロディー、細かく調整されたブレイクビーツが5分間のシンフォニーに。

この作品を通して聴ける一貫性と正確なプロダクション・スキルは、このプロジェクトをデジタルの海の一滴から、この時代を超越したサウンドの聖火を受け継ぐプロデューサーによる画期的な作品へと昇華させ、このジャンルが生んだ名作と並ぶにふさわしいものにしている。

Metropolis N」は10月13日、Astral Blackよりデジタルと限定盤でリリース。