Mister Water Wet – Cold Clay from the Middle West

イギー、西へ カンザスシティを拠点に活動するミュージシャン、Iggy RomeuがMister Water Wetとして最新作をリリース。この “Cold Clay from the Middle West “は、ロメウの前2作とは打って変わって、クラックポット・アメリカーナとスモーキー・ノワール・ビート・サイエンスの意外で中毒性のあるメランジ。アルバム冒頭を飾る “Cold Clay Suite “は、クーダー風のギター、猫の腸のようなフィドル、馬の蹄のようなパーカッション、スタジアム・オルガン、ペニー・ホイッスル、血走った目のポリシンセなど、さまざまなエフェメラをフィーチャーした5部構成の夕暮れへの旅。この万華鏡のような作品にクラリネット、鍵盤、ギター、バンジョー、サランギ、ヴィブラフォンを提供しているのは、メモトーンとして知られるマルチ・インストゥルメンタリストのウィル・イェーツ。まるで、くしゃくしゃの古地図に描かれた点線の馬道を辿っていくような、ワイルドなアルバム。さあ、お行きなさい。