Little Mystery – Burning Blue

それは希有で強力な感覚。即座に注意を惹きつけ、他の誰のことも思い出させず、部屋のエネルギーを一変させる歌声を聴くこと。ブルックリンを拠点とするキャピタルRロックンロール・カルテット、Little Mysteryのリード・シンガーでありソングライターであるアイビー・マイズナーは、そんなシンガーのひとり。彼女の歌声はスモーキーであると同時にクリスタル。Tom Waitsや Joni Mitchellのようなシンガー・ソングライターの博識とChrissie HyndeやBonnie Raittのようなアティテュードを併せ持つ彼女のソングライティングを定義するのと同じ暖かさ、厳しさ、そして落ち着きのないエネルギーを醸し出しています。

マイズナーのデビュー・シングル “Burning Blue” は、ほろ苦いバラードで、彼女が何年もかけて磨き上げてきた音楽カタログの最初の窓を開いてくれるような曲。作曲家アレックス・ウェストンによるストリングスのジェスチャーに支えられた蛇のようなメロディーは、個々の成長を許すにはあまりに親密すぎると感じられる関係の不確かな未来について考えつつも、彼女の語り手の動揺を映し出すもの。マイスナーとゲスト・ヴォーカリスト兼ピアニストのアレーナ・スパンゲルは、コーラスの頂点で成層圏に向かって上昇： “あなたの目を離さないために、私は心の中をぐるぐる回る／自分を見失う”