Lala Lala – I Want The Door To Open

ARTIST : Lala Lala
TITLE : I Want The Door To Open
LABEL : Hardly Art
RELEASE : 10/8/2021
GENRE : indierock, indiepop
LOCATION : Chicago, Illinois

TRACKLISTING :
1.Lava
2.Color of the Pool
3.DIVER
4.Photo Photo
5.Prove It
6.Castle Life
7.Bliss Now!
8.Straight & Narrow
9.Beautiful Directions
10.Plates
11.Utopia Planet

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「私は完全な自由、完全な可能性、完全な受け入れを望む。私は岩と恋に落ちたい」

Lillie West(リリー・ウエスト)は、Lala Lalaの3枚目のレコード ‘I Want The Door To Open’ のテーゼとも言うべき曲、”DIVER” のテーマをそう表現しています。この岩は、神々によって永遠に地獄の底から岩を押し上げることを運命づけられた神話の人物、シーシュポスを指しています。ウエストにとって、この岩は「自分が何者であるか、何が間違っていて、何が正しいのかを理解するための、生きるための労働」を表す完璧なメタファーなのです。「同じ過ちを繰り返し、学ぶことのない、シーシュポスのような気分になりがちですが、実際には時間は私たちが上に進むためのスパイラルなのです。大切なのは、山の上を歩くという労働を好きになることです。」

2018年に発表され、高い評価を得た ‘The Lamb’ は、3人編成のバンドでライブ録音された内省的なインディー・ロック・アルバムでしたが、ウエストは、これまでの作品よりも音的に大きく、テーマ的にも外向的なものを作る準備ができていることを知っていました。このレコードは、彼女自身の個人的な苦悩をストレートに記録したものというよりは、詩やパズルボックスのようなもので、音や歌詞の手がかりによって、タイトルにあるように、リスナーがその苦悩のより大きな意味への扉を開けることができるようなものです。

その結果、’I Want The Door To Open’ が誕生しました。この作品は、ペルソナと存在感を大胆に追求したもので、自己との交渉が絶えない世界で自分自身を完全に表現する方法を問いかけています。オープニングトラックの “Lava” で、ドリーミーなボーカルループのカスケードの上で、ウエストが「I want to look right into the camera」と宣言した瞬間から、’I Want The Door To Open’ は、その範囲と強さにおいて、これまでの彼女の作品とは一線を画しています。Lala Lalaの超拡大版は、記念碑的な “DIVER” に完全に凝縮されています。ジェニファー・イーガンの小説に登場する人物にインスパイアされたこの曲は、ケイト・ブッシュ風のポップソングで、重ねられたシンセと、同じくシカゴ出身のミュージシャン、Nnamdi Ogbonnayaが提供した大きく開いたドラム、そしてウエストがギリギリのところまで歌い上げています。

ウエストはWhy? のYoni Wolfと共同で ‘I Want The Door To Open’ を制作し、様々な音楽仲間と協力して、一人では不可能な銀河レベルの雰囲気を実現しました。’I Want The Door To Open’ には、Ogbonnayaの他に、詩人の Kara Jackson、OHMME、Landladyの Adam Schatz、Sen Morimoto、Christian Lee Hutson、Kaina Castilloが参加しています。穏やかな “Plates” では、かつてのツアーメイトである Ben Gibbardが参加しています。この曲では、過去の記憶に伴うネガティブな感情に関わらず、過去を受け入れることを歌っていますが、これはウエストがこのアルバムで積極的に求めている現在の瞬間への扉を開くために必要な行為です。

‘I Want The Door To Open’ 全体を通して、ウェストはアバターのアイデアに魅了されています。つまり、世界に向けて自分自身をどのように見せているか、他の人からどのように見られているか、一人でいるときの本当の自分はどうなのか、そしてそれらのイメージが時とともにどのように変化していくのか、ということです。「自分が誰であるかを他人が知ることはできません。さまざまな場所で、さまざまなアバターや個性、パフォーマンスが同時に行われているときに、あなたはどうやって他の人のことを知ることができるのでしょうか?」この質問は、映画のような “Color of the Pool” で彼女が投げかけています。この曲は、純粋で捕まえられない何かの特徴を具現化したいということを歌っており、シャッツのカツラのようなサックスが特徴的です。”Photo Photo” では、OHMMEの中世的なボーカルが印象的で、ウエストはこのテーマを再考し、プレゼンテーションと表現の様々な側面を分析しようとしています。

‘I Want The Door To Open’ の最後のトラックである “Utopia Planet” には、特別なゲストが登場します。ウエストの祖母であるベスが、ウエストが描いた自分自身の絵についての感想を魅力的に語っています。’I Want The Door To Open’ でウエストが描いた内面の迷宮を締めくくるにふさわしい作品です。この作品は、タイトルになっているドアが決して開かないかもしれないということを承知の上で行う音楽の探求ですが、この探求自体に恋をすることで、この存在の平面上で私たちが手に入れることのできる完全な自由、完全な可能性、完全な受容に最も近いものを見つけることができるのです。