Kory Reeder – If The Thought Evaporates

ARTIST :
TITLE : If The Thought Evaporates
LABEL : Records
RELEASE : 1/12/2024
GENRE : , ,
LOCATION : Texas

TRACKLISTING :
1.If The Thought Evaporates: Duo
2.If The Thought Evaporates: Trio
3.If The Thought Evaporates: Septet 1
4.If The Thought Evaporates: Septet 2
5.If The Thought Evaporates: Septet 3

テキサス州デントンの Recordsデビュー作「If the Thought Evaporates」で新年をゆっくりと迎えよう。

Alaina Clarice [フルート]、Brian Do [バスクラリネット]、Kathleen CrabtreeとMichael Moore [ヴィオラ]、そしてConner SimmonsとReeder自身[コントラバス]からなる交代制のアンサンブルで2021年に録音された「If the Thought Evaporates」は、楽器とエレクトロニクスのための即興曲のセッション録音をまとめたもので、そのバックボーンはインテリジェント・オシレーターを6つ含むMAXパッチである。マシンの中のこれらのゴーストは、演奏者と互いの音を聞き、周波数、持続時間、振幅をリアルタイムで決定し、演奏そのものから受け取った情報に基づいて微妙なエフェクトをかける。

リーダがさらに奏者たちに記したのは、単に示唆的な範囲に過ぎない。演奏の前に、”Cについて考えよう “というようなことを言うかもしれない」と彼は休日の電子メールのやりとりで説明した。Cメジャーなのかマイナーなのか、Cから始まるのか、Cを弾くことはないのか。選択肢はみんなに開かれていて、その都度考えることができる。即興演奏には文法があり、少なくともボキャブラリーがある」。

出来上がった録音はしばしば驚くべきもので、それぞれに魔法のような瞬間があったり、遠くから見ると不気味な相互作用があったりする。リーダは、「抽象的かもしれないが、深く瞑想的で表現的な体験だと思う。新たな方向に引き込まれることもあるし、自分がプレーしているものについてさまざまな方法で考えさせられることもある。明らかに人間的なものではなく、何か別のもの、あるいは別の場所に誘い込むようなものだ」

意図性と寓意性の間の不思議なゾーンを占めるこの音楽は、静かな時を満たし、私たちの生活、表現、精神において、柔軟であり続けることの必要性を思い出させてくれる。