Kilometre Club – How To Unravel

私たちはどのようにバラバラになってしまうのか、そしてどのように再びひとつになる方法を見つけるのか。前半は、決して終わりを見つけることができないもつれた毛糸のような、円を描くようにつながるすべての道をたどる。しかし、それは持ちこたえる。それはあなたが思うより強い。後半は、私たちがどのようにもつれをほどき、再びひとつにまとめるかを描いている。

トロントのハーフ・ムーン・スタジオでライヴ録音されたものもあれば、リモートで録音され、共有されたものもある。このアルバムには、チェリスト、ピアニスト、ホルン奏者のアンサンブルが参加している。

フィールドはアルバム制作を振り返り、次のように語っている。「このアルバムは、いくつもの幸せな偶然が重なり合い、何層にも重なったサウンドが隅々まで満たされようとしている。キロメートル・クラブでの活動の集大成であり、アーティストとしての次のステップのような感じだ。アンビエント・ミュージックでありながら、ポストロック、ネオクラシック、エクスペリメンタル、インディーロック、エレクトロニックなどからのインスピレーションや影響を受けて、それ以上のものになろうとしている。2011年にボン・イヴァーが作らなかったアンビエントのレコードを作っているような気分になったこともあった。他の時には、Alaskan Tapes、Hollie Kenniff、Eluvium、loscil、Max Richterなど、私の好きな現代のアンビエント・アーティストのことを考えた」

How To Unravel』は、全体として聴けるアンビエント・アルバムであり、テクスチャー、トーン、メロディーの物語であり、BGMとしてだけでなく、積極的に聴くのにも適している。