Kenneth Jimenez – Sonnet to Silence

ブルックリンを拠点に活動するベーシスト／作曲家のKenneth Jimenezが新作『Sonnet to Silence』をWe Jazz Recordsより11月17日にリリース。ピアニストのAngelica Sanchez、ドラマーのGerald Cleaver、サックス奏者のHery Pazを含む彼のカルテットによって演奏されるヒメネスの7つのオリジナル曲で構成される ‘Sonnet to Silence’ は、ニューヨーク・フリー・ジャズのオリジナルな炎をエコーしながらも、大胆に先鋭的な独自の領域に踏み込んでいます。

コスタリカ出身のヒメネスは、一流のカルテットによってもたらされる翼の上で自然に呼吸し、飛翔するような作品を作曲するのが得意。

「子供の頃から、山の端に向かって走っていると、突然、自分が谷まで飛んでいくのを発見し、無重力で大胆不敵な気分になる、という夢を繰り返し見てきた」とヒメネス。「このアルバムは、その夢を具現化したものです。バンド内の妥協のない声と、未知なるものを探求したいという共通の欲求が、この音楽を生き生きとしたものにしています。即興演奏の達人たちと一緒に創作すれば、可能性は無限に広がり、大事なのは奈落の底に飛び込むことだと感じます」

オープニング・トラックでファースト・シングルの “Dos Tazas” は、このカルテットが何を達成できるかを示す好例。リスナーに忍び寄り、最初の瞬間から引き込まれ、そのメロディックな冒険心を存分に発揮する前に。アルバム全体としては、音楽が自然な流れを保ちながら、時にバンドを解き放つような作品。’Sonnet to Silence’ で、Kenneth Jimenezは作曲家として、またバンド・リーダーとして、非常に強い存在感を示しています。