ARTIST : Kath Bloom
TITLE : Finally (2023 edition)
LABEL : Chapter Music
RELEASE : 9/8/2023
GENRE : folk, ssw
LOCATION : Litchfield, Connecticut
TRACKLISTING :
1.Come Here
2.It’s Just A Dream
3.Forget About Him
4.A Homeless Dream
5.Who You Are
6.You and I Keep Falling
7.Can’t Rise To Your Feet
8.What Is Really Beautiful
9.Fall Again
10.Sand In My Shoe
11.We Crossed Over
12.I Wanna Love
13.In Your School
14.Finally
15.Fall Again (1987)
16.I Was Wondering (1987)
17.Come Here (1987)
18.Give It Slow (1987)
19.Window (1987)
「彼女は小枝のように心をへし折ることができる」 – Pitchfork
「本当に別世界の音楽」 – Stereogum
Chapterは、コネチカット州のソングライティング・アイコン、Kath Bloom(キャス・ブルーム)の1990年代のレコーディングをまとめた名盤を、2005年にCDでリリース。
キャスの音楽キャリアは70年代後半に始まり、アヴァンギャルド・ギタリスト、Loren Connorsとの一連のコラボレーションは高く評価されています。長らく絶版となっていた自主制作のカセットやCD-Rをコンパイルした『Finally』は、キャスのソロ音楽が21世紀に広く注目されるきっかけとなった最初のリリースであり、それ以来、彼女は『Pitchfork』、『The Wire』、『Aquarium Drunkard』などに取り上げられています。
1995年に公開された映画『ビフォア・サンライズ』(リチャード・リンクレイター監督)の重要なシーンで聴かれた名曲『Come Here』も収録。実際、今回のリイシューでは、Julie DelpyとEthan Hawkeがウィーンのレコード屋で驚嘆している架空のLPにマッチした新しいアートワークが採用されています。
再発盤には、1987年のヒスなデモ・テープから救い出された5曲のボーナス・トラックをダウンロード・カードで収録。シンセ、サックス、フレットレス・ベース、ボンゴを使った80年代後半のキャスの曲のヴァージョンは、未聴の「Come Here」を含め、素晴らしい!
キャスの楽曲は、Bill Callahan、Devendra Banhart、Mark Kozelek、Meg Bairdらが2009年にリリースしたチャプターのトリビュート・アルバム『Loving Takes This Course』でカヴァー。このアルバムからのカヴァーは、パオロ・ソレンティーノの映画『Youth』や最近のNetflixの大ヒットシリーズ『Sex Education』でもフィーチャーされています。
現在もアメリカ、そして世界中でパフォーマンスを続けるキャスは、儚いフォークと胸を打つソングライティングの生ける伝説。