ARTIST : Geir Sundstøl
TITLE : The Studio Intim Sessions Vol. 1
LABEL : Hubro
RELEASE : 9/30/2022
GENRE : jazz, folk
LOCATION : Oslo, Norway
TRACKLISTING :
1.Gem
2.Dogg
3.Snik
4.Jekk
5.C’est vide en ville
6.Whole
Geir Sundstølは、革新的なセッション・ミュージシャンとして、何百枚ものノルウェー国内外のアルバムに参加し、その名を轟かせている。2015年、このマスター・オブ・ストリングスによる初の自作ロング・プレイヤー『Furulund』がリリースされた。その後すぐにLangen Ro、ノルウェー・グラミー賞受賞のBrødløs、St.Hanshaugen Steelが続く。
そして今、全く異なるステージが用意された。スンドストルの5枚目のソロアルバム ‘The Studio Intim Sessions, Volume 1’ は、私たちが知っているシネマティックな北欧ノワールやジャンルを超えたサウンドスケープから離れ、カテガットの南のどこかにたどり着いた、独自の旅をしたのです。
Geir Sundstølの言葉を借りれば、こうだ。
60年代後半、私の叔父は故郷のハルデンで落ち着きのない子供だった。多くの若者と同じように、彼は学校を中退し、海へ出た。叔父はジャガイモの皮をむくのが特に上手で、すぐに果物の貨物船M / S Kingfisherに雇われました。数年間、この船で働き、順調に出世していった。この船で、彼はどんどん南下していった。キングストンからボルチモアやブルックリンの港にバナナを運ぶなど、さまざまな任務があった。
70年代のある日、叔父が若く青白い新米の船乗りではなく、経験豊富で日焼けした船乗りになり、底知れぬまなざしを持つようになったとき、祖国へ帰ることを決意したのである。叔父は大きな船箪笥を二つ持ってハルデンに戻り、その中に自分の趣味を二つ詰め込みました。1つは、エキゾチックな女性の靴を詰め込んだものだった。この戦利品で、叔父は「ハイヒール！」という店を開きました。もう1つは、LPレコードです。
数年後、私が音楽に目覚めたのは、叔父が何度も謎めいた視線を私に送り、船箪笥の中にある宝物を見るようにと私を誘ったせいでもあるのだろう。長い間、ただ見るだけで十分だった。レコードのスリーブには、派手な色彩、奇抜な髪型の美女、魔法のキノコなど、今まで見たこともないようなものが並んでいた。
私は16歳になった時、これらのレコードをすべて受け継いだ。Rick Derringer、Allmann Brothers、Jerry Lee Lewisといったアメリカのアーティストやバンドのファーストプレスと、無類のフランス人であるSerge GainsbourgのLPが並んでいた。また、Lee Perry & The Upsetters、Augustus Pablo、Max Romeo、The Aggrovators、King Tubbyといったジャマイカのレコードもいくつかコレクションに含まれていた。これらのアルバムから、この新しいアルバム ‘The Studio Intim Sessions, Vol.1’ はインスピレーションを受けた。
音楽を作るときはいつも、純粋な自己表現、自分の好きな音楽、あるいはもっといいのは、今まで聴いたことのないような、自分らしいものを作ろうと心がけている。今回は、あまり考えすぎず、頭で考えず、心で考えるレコードを作りたいと思いました。今回は、それが成功したと思います。私の最初の4枚のアルバムに共通しているのは、腰から上の部分から生まれているということです。今回のアルバムは、腰から下の部分。
レゲエのアルバムを作ろうとは思っていなかったし、おそらくそうではないだろう。アンビエントなラガ・カントリー・レゲエ・ビートのレコードです。いつも通り、私はアメリカのペダル・スティールとインドのシャンカール・ギターを演奏しています。このアルバムでは、キーボードとベースもほとんど私が担当しています。
スタジオ・インティムという名前は、設立当初、怪しげなマッサージ屋とビルを共有していたことに由来しています。97年以来、この名でレコードを作り続けています。私の技術的な才能のなさと、レコーディングルームの限られた音響のおかげで、スタジオインティムは独自のユニークなサウンドを持っています。
この冬の2ヶ月間、私は様々なミュージシャンを集め、水曜日にセッションを行いました。毎回1曲ずつ作曲し、録音しました。Maria Due、Lars Horntveth、Håkon Brunborg、Jarle Berhoft、Hans Hulbækmoは新しく知り合った人たちですが、とてもやりがいのある人たちでした。Daniel Sandén Warg、Audun Erlien、Erland Dahlen、Nikolai Hængsleは、古くからの大切な仲間です。
