Frail Body – Artificial Bouquet

『Artificial Bouquet』は、Frail Bodyの11曲入りアルバム。プロデュース、エンジニア、レコーディングはBricktop RecordingのPete Grossmann、マスタリングはThe Atomic Garden（Deafheaven、Joyce Manor、Loma Prieta）のJack Shirleyが担当。

オープニング・トラックの “Scaffolding” は、目も眩むようなスピードでゲートを飛び出し、不協和音のメロディーの流れへと降りていきます。そして “Berth” と “Critique Programme” では、脈打つようなテンポ・シフトと異端的なヘヴィ・リフを展開。”Devotion “は、彼らの音楽的カオスに方法を示す、見事な干満の叙事詩として演奏されます。”Monolith” と “Refrain” は、ポスト・ハードコアとメロディック・ブラックメタルの境界線を曖昧にするような必死のアプローチ。そして “No Resolution”と “Runaway”へと続きます。そして “Horizon Line”は、骨まで震えるようなクレッシェンド。最後に “Another Year Removed”は、インストゥルメンタル・ブリッジとしてクローズ “A Capsule In The Sediment”へと続きます。感情的なタンクを空っぽにする曲。そのすべてが生々しく、美しく制御不能。

間違いなく、『Artificial Bouquet』はFrail Bodyを現代の “スクリーモ “ムーブメントのリーダーとして確立。かつて休眠状態だったこのサブジャンルが、進化し続け、世界中に知られるようになった輝かしい例。