Erik K Skodvin – Nothing left but silence

ARTIST :
TITLE : Nothing left but silence
LABEL :
RELEASE : 9/15/2023
GENRE : ,
LOCATION : Berlin, Germany

TRACKLISTING :
1.Awaiting
2.A silent moment in the periphery
3.Quiet states of anxiousness
4.Solemn steps
5.Observing the lights from above
6.The slow harvest
7.A walk on the edge
8.Dreams of a new beginning

‘Nothing left but silence’は、からリリースされたの3枚目のソロアルバムで、これまでで最も静かな作品。音楽的即興と潜在意識からの静かなコラージュ」というサブタイトルの通り、スコッドヴィンは楽器をギター、リバーブ、アンプに絞り、8つの催眠的なラーガからなる骨格を作り上げ、儚さと特異さの間の永遠のループを蛇行させます。

スコッドヴィンが以前の作品でネオクラシカルな領域にも触れていたことを感じ取れるのは、その地平線の上だけ。アンプのノイズと時折鳴るエフェクターのクリック音に導かれ、モノリシックで還元的なブルースが浮かび上がりますが、そのミディアムな質は、スコッドヴィンの音楽が常に身体から生まれていること、そして常に空間を探し求めていることを明らかにしています。この場合の空間とは、ノルウェーの大草原の広大さとアメリカの荒れ地のもろさ(まるでDeathprodとLoren Connorsが同一人物であるかのように)を融合させたもので、減速と存在感の不在の間の持続的な状態を作り出し、スコッドヴィンを音の内なる本質へと近づけていきます。

2015年にNils FrahmによってベルリンのFunkhaus、Saal 3で録音されたこのアルバムは、忘れ去られた遺物として沈黙にさらされていましたが、再び発見され、現代の心境とよりつながるかもしれない時代にリリースされました。周縁への入り口へようこそ。