Elvin Brandhi & Lord Spikeheart – Drunk in Love

ARTIST : &
TITLE : Drunk in Love
LABEL :
RELEASE : 8/4/2023
GENRE : , , , , ,
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TRACKLISTING :
1.Cruxify all the prophets
2.DRUNK IN LOVE
3.DEATH CODE E666
4.666.6668 feat Makossiri
5.whiom8warwomb666
6.do you like feeling awakeee33 cult 8 again
7.whiom8warwomb5 avecaffection 2
8.INTRACLOUD666.6

2019年にカンパラでつながって以来、は落ち着きなくレコーディングを続け、それぞれの表現を引き立てる共有の音楽言語を開発してきた。パフォーマンスの極限の可能性に突き動かされる革新的な即興演奏家である2人は、ギザギザのDIYノイズ、寒々とした神聖なアンビエンス、ラチェットするハード・ダンス、風変わりなレフトフィールド・ポップの間を流動しながら、デビュー・セットで相乗的な悲鳴を上げる。BrandhiもSpikeheartも、その経歴とは裏腹に、これほど突き刺すような直接的なアプローチをしたことはない。それは、既成のタイムラインから数歩離れたところに位置する音楽であり、現代の流行をかたくなに避け、通行人に向かって声を荒げて叫んでいるのだ。

ウェールズのブリジェンドで生まれ育ったElvin Brandhiは、ゴム引きのようなフリーフォームなヴォーカリゼーションと、巧みで不遜なプロダクションの名人芸的な衝突で評判を高めてきた。彼女がまだ10代の頃に父娘の即興デュオ「Yeah You」の片割れとしてブレイクして以来、Nyegeのコラボレーターたちとウガンダでレコーディングした2019年の「Headroof」など、高い評価を得ているソロ・プロジェクトを多数リリースしている。また、CoilのDrew McDowall、Pat Thomas、Ziúrといったアーティストともコラボレーションしている。一方、ナイロビ在住のラッパー・プロデューサー、 Lord Spikeheartは、Sub Popと契約しているノイズ・メタル・デュオ、Dumaに紛れもないうなり声を提供していることで知られている。彼らのライヴを観たことがある人なら、スパイクハートがマイクで放つパワーを痛感しているはずだが、このプロジェクトでも同じエネルギーを発揮し、産業化されたデトリタスを唸らせながらBrandhiと音節を交わす。

このデュオの激しいボーカルの掛け合いは、彼らのコラボレーションの核心である。「Cruxify all the prophets」では、スパイクハートの紛れもないデスメタルのシャウトが陽光の中で蠢く前に、ブランディの小声のしゃがれ声が粒状化したエレクトロニクスの中で非物質化し、感情的な慟哭へと変化する。エレクトロニクスを通して断続的に流れる声は、冷たいサイバネティックな慟哭と病的な人間の唾や咳の間を交互に行き来し、グラインドコアのガターパンクとアトランタのストリートラップの間の不安定なバランスを見つける。「DEATH CODE E666」は恐ろしいノイズの子守唄からクラシカルな抽象表現へ、「whiom8warwomb666」は長尺のリズムの舌打ちで、空気のようなめまいからグロテスクなサウンド・アートの表現主義へ、「DO YOU LIKE FEEL AWAKEEE33」はスクエルチなハイパーポップから歯車のような回転と不穏な笑いへと変化する。

本当に迷宮的で、決して予測不可能なこのパートナーシップは、実験音楽がその活力やウィットを失うことなく、極めて重要で進歩的でありうることを思い出させてくれる。