DJ ZNOBIA – Inventor Vol 1

過去30年間でアフリカで最も影響力のあるミュージシャンの1人、クドゥーロとタラヒーニャのパイオニアでありオリジネーターであるDJ ZNOBIAの4巻にわたる回顧録の第1弾をリリースできることを大変光栄に思う。ストリート・ミュージックの天才であり、アンゴラのデジタル・ミュージック・モダニズムの重要な先見者であるZnobiaは、その発明者である。

Nyege Nyege Tapesは、Znobiaのアーカイヴにある700以上のトラック（その倍は失われたと言われている）を調査し、90年代後半から2000年代半ばまでの彼の音楽作品を4巻にまとめた回顧録を作成した。アンゴラの首都ルアンダにあるバリオ・ド・ランゲルのムセケ（シャントタウン）出身のDJ Znobiaは、1979年にセバスティアン・ロペスとして生まれた。

1990年代後半、DJ Znobiaは、ブラジルに次いで世界で2番目にポルトガル語を話す国である南西アフリカのエネルギーとスピリットを捉えた新しいジャンルを創造する旅に出た。

Znobiaは当初、特にMichael Jacksonが好きなダンサーとして名を馳せたが、その後、Fruity Loopsを使ったプロデュースを独学で学んだ。アンゴラの伝統的なリズムとエレクトロニック・ビートの融合に触発された彼は、様々なサウンドやスタイルを試し始めた。たゆまぬ努力の結果、彼は最終的にアンゴラの音楽シーンに革命を起こすジャンル、クドゥーロを開発した。

ポルトガル語で「ハード・アス」を意味するクドゥーロは、センバ、キラパンガ、カズクタといったアンゴラの伝統音楽の要素とモダンなエレクトロニック・ビートを融合させ、ハイエナジーで感染力のあるサウンドを生み出している。DJ Znobiaは、シンセサイザー、ドラムマシン、サンプリングされたヴォーカルを革新的に使用することで、クドゥーロに独特の個性を与え、瞬く間にこのジャンルのパイオニア、主要プロデューサーとして認知されるようになった。彼の作品の多くが、アンゴラが2002年に終結したばかりのひどい内戦の渦中にあったという事実が、彼の物語をより注目すべきものにしている。

彼の画期的なプロダクションによって、DJ Znobiaはアンゴラ国内だけでなく、アメリカやヨーロッパなど国際的にクドゥーロが広く普及する道を開いた。彼の「Batida 13 Horas」などのトラックはこのジャンルのアンセムとなり、地元アーティストとのコラボレーションはクドゥーロをメインストリームに押し上げるのに貢献した。クドゥーロは、ポルトガルのアフロ・ディアスポラ・コミュニティ、特にPríncipe DiscosのDJやDj Marfox、Dj Nervoso、Niggafoxといったプロデューサーたちに大きな影響を与えてきた。2008年、クドゥーロが初めて国際的なシーンに登場したのは、イギリスとスリランカのラップ界のスーパースターM.I.A.が、M.I.A.の2007年のアルバム『Kala』に収録されたシングル「Sound of kuduro」でZnobiaとBuraka Son Sistemaとコラボした時だった。

プロデューサー、DJ、MC、そして公人としてのDJズノビアの影響は、過去30年以上に渡ってアンゴラ文化に多大な影響を与えてきた。彼はまた、キゾンバのいとこで、セクシーでパーカッシブな音楽とダンスで大人気のタラヒーニャというジャンルのパイオニアの一人とみなされている。